JRグループ旅客6社は、2021年度年末年始期間に運転する新幹線・在来線の指定席予約状況を発表しました。
対象期間は2021年12月28日(火)〜2022年1月5日(水)の9日間で、各社とも2021年12月13日(月)に集計した値です。
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年末年始は2020年度とほぼ同程度の指定席数の提供が予定されており、予約率はJR東日本の新幹線が40%となっているほか、各社おおむね3割程度の座席が予約されています。2020年度同日と比較して2倍近くの座席数が予約済みとなっており、前年より速いペースで指定席の確保が進んでいます。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響を受けていない2019年度と比べると約6〜7割程度という水準にとどまります。
予約席数が最も多いピーク日は、おおむね下りが12月29日(水)、上りは2022年1月3日(日)となっています。JR東海によると、東海道新幹線下りは2021年12月29日(水)・30日(木)の各午前中に東京駅を発車する「のぞみ」「ひかり」が混雑しているとのことです。また、上りは2022年1月3日(月)午後に東京駅に到着する「のぞみ」が最も混雑し、2日(日)午後および3日(月)午前の一部列車にも混雑が見られるとしています。
JR東日本は、予約状況に合わせて段階的に臨時列車の設定を増やしています。今回、東北・山形・秋田新幹線や在来線の特急「いなほ」「ときわ」「しおさい」などでさらに臨時列車が追加され、2021年12月15日(水)から発売が開始となります。
また、JR四国は特急「しおかぜ」(岡山駅〜松山駅間)について年末年始期間の編成両数を増強するほか、例年混雑する特急「南風」(岡山駅〜高知駅間)についても自由席車両の半室を指定席に変更し、予約できる座席数を増やして対応します。